お財布やメガネケース、ペンケースなど、山羊革工芸品の雑貨が入荷しました!
春らしい水色やグリーン、ピンクのカラーに、ゾウやひつじ・キリン柄など人気の動物シリーズから、ポップなたい焼き柄やピーナッツ柄も。
山羊革工芸品はオンラインショップで販売中です!
各種在庫限りとなっておりますので、お早めにどうぞ。
型押しした革に1つ1つ手作業で色付けをする山羊革工芸品。使っていくうちに、徐々に革色が美しいあめ色へと変化し、光沢が増してゆくのが特徴です。貴重な革を余すところなく使い、環境にも配慮し作られています。山羊革工芸品は、かつてインドの詩人タゴールが日本を訪れた際、革細工の技術をインドへ持ち帰ったことが始まりと言われています。平和と農民の自立を願うタゴールの志とともに発展した山羊革工芸品は、農民たちの副業として広がり、1970年代のバングラデシュ独立戦争の際は、バングラデシュから逃れてきた多くの難民たちの自立を支える、かけがえのない仕事となりました。現在でも西ベンガル地方の生産者の大切な仕事となっています
革をなめすには、クロムと呼ばれる化学薬品を使う方法と、植物性のタンニンで なめす方法があり、第3世界ショップの山羊革工芸品は、植物性のタンニンでなめし加工をしています。タンニンなめしは、樹木や植物などから抽出した天然の渋を利用して革をなめす製法で、染料の吸収が良く使うたびに艶がでて手に馴染んでくるのが特徴です。廃棄後、有害物質を発生せずに、土で分解されるので、環境に負荷をかけない素材とされています。
山羊革工芸品に施される柄は、銅板で作った版を万力という機械を使って革に型押しし、その後手作業で色を染めていきます。色塗りは布をクルクルと丸めただけの手作りの筆に染料を染み込ませ、1つ1つ丁寧に、手作業で色をつけていきます。細かい部分を色付けするのは、とても根気のいる作業です。着色には発がん性の疑いのある成分を含まないアゾフリー化学染料を使用しています。仕上げにローラーで圧力をかけることで、革に含まれる脂分が表に染み出し、エナメルのような独特のツヤとなって輝きが生まれます。
山羊革工芸品を届けてくれるのは、東インドに自らの工房を持つチャタジーさん。難民としてインドへ渡り、努力を重ね自らの工房を開きました。工房で働くスタッフを大切に、伝統を守りながら、新しいことにも意欲的にチャレンジしてます。ひとつひとつ手作りされる山羊革工芸品には、チャタジーさんの平和への深い想いがこめられています。