アルパカニット

最高級の天然素材、アルパカニット

「しっとりなめらかな手触り」と「あたたかさ・保湿性」において、天然毛の中でも最高級と言われるアルパカニット。ペルーの女性たちが一枚ずつ編んでいます。

アルパカさん

しっとり、なめらかな手触り

ラクダの仲間であるアルパカは、南米ペルーやボリビアの標高4,000~5,000メートルの高原に放牧されています。直射日光や寒暖の差が激しい過酷な自然環境から身体を守るため、アルパカは非常に細い毛で身体全体を覆っています。この毛は豊富な油分をもち、1本1本がストローのような空洞状になっており、この空洞に温かい空気を閉じ込めることで優れた保温性を持ちます。

アルパカ製品は、その豊富な油分から「しっとりなめらなか手触り」、空洞を持つ形状から「温かさ」「保湿性」において、天然毛の中でも最高級と言われています。耐久性にも優れ、シワになりにくいのも特徴です。

編み子の女性たち

アルパカニットができるまで

製品を届けてくれるのはペルーのリマ郊外に暮らす、フェリシアーノさんです。フェリシアーノさんはチチカカ湖近くの標高3,825メートルに位置する、毛織物や羊毛取引の中心地フリアカの出身。編み物を家業とする環境で育ちました。編み物はすべてお母さんの仕事を見て覚え、仕事量が多いリマへ22歳の時に奥さんと共に移り住みました。

リマの郊外には茶色い裸の山がぽこぽことあり、色とりどりの家が立ち並んでいます。カラフルな家々は地方から仕事を求めて出てきた人々が自分で立て住みついた家がほとんどです。そんな山の一角にフェリシアーノさんの自宅兼、工房はあります。フェリシアーノさんには、高地でアルパカとともに生きる人々から受け継いだ毛糸の文化や編み物の技術が受け継がれています。

私たちがフェリシアーノさんたちと一緒に物作りをすることは、ペルーの子供たちや次の世代の編み手さんに手編みの技術を教え、守ることにつながると考えています。