コラム:高品質ゆえの、秋冬限定

ニコラスの、熱血ボニート指導

フェアトレードチョコレート カカオ農園訪問記

こんにちは。スタッフの山崎です。

秋冬の人気商品、第3世界ショップのフェアトレードチョコレートには、ドミニカ共和国産のカカオ豆が使われています。
その多くは小規模農家が栽培しており、有機栽培で大切に育てられたカカオです。

ドミニカ共和国はカリブ海にある小さな島国で、九州より少し大きいくらいの広さです。
スタッフが現地を訪ねたときは、有機栽培の農業指導員であるニコラスさんが農園を案内してくれました。
カカオの栽培や加工について、どんな質問にも的確に答えてくれるプロフェッショナルで、とても頼もしい存在です。

カカオの栽培にとって理想の環境は、日陰50%、日向50%の「“ボニート”な農園」。

ボニートはスペイン語で“美しい”という意味で、高品質な有機栽培のカカオを作るには、“ボニート”な美しい農園作りがとても重要なのです。

そんな“ボニート”な農園を作るため、カカオ農家に熱血指導を行うのが、今回の案内役であるニコラスさんです。

カカオの実熱血指導員のニコラスさん。大学で農業を専攻し、カカオの有機栽培は現場で学びました。
乾燥させたカカオ目指すは“ボニート”な農園。適切な木の選定などやるべきことはたくさんです。

小規模農家の1つである、アントニオさんのカカオ農園を訪れたときのこと。

カカオの木は林の中に点在し、バナナやマンゴーやアボカドなどが一緒に育っています。
有機栽培でカカオを育てるためには、下草や水分の調整をして土壌を安定させ、カカオの木を剪定して余計な枝葉を取り除き、オーガニックコンポスト(肥料)を作り…と、アントニオさんは毎日が大忙しです。

ですが、熱い男ニコラスさんは、農園につくと黙っていられません。
より適切な木の選定、土壌に転がる余計な草やカカオの殻の掃除など、アントニオさんの農園をもっと“ボニート”にすべく次から次へと指示を出し、熱血指導の嵐。

ニコラス 「この場合はどこを切ったらいいですか?」
アントニオ「ここ?」
ニコラス 「ブブー、はずれ」

という風にクイズと実演を交えながら、案内そっちのけでどんどん進んで行く2人。
同行したスタッフは必死について行こうとするけれど、そこで障害になるのが、有機栽培の土壌特有の地面のやわらかさ。

有機栽培の土壌は、微生物やミミズなど生き物が呼吸するので空気が含まれふわっとなり、そうなることで水はけもよく、カカオの木が深いところまで根がはれるので地中から栄養をたっぷりとることができます。

手がすっと入り、手のひらで簡単に土をすくうことができるほど、やわらかくて“ふっかふか”。
そして香りもフレッシュ!
農薬や化学肥料を使う土壌では土が固くなるので、そうはなりません。

ボニート問答枯葉が敷き詰められた農園を、同行スタッフそっちのけでぐんぐん進む2人。待ってよー。
アントニオさんアントニオさん。有機栽培は農園のメンテナンスが大変。ニコラス式指導では仕事が山のように。

この“ふっかふか”の土壌は、有機栽培を行う生産者たちの自慢でもあり、カカオを元気においしく育てる大切な役割があります。
そして、慣れない人にはとても歩きにくい。

土自体がふわふわで弾力がある上に、枯葉が敷き詰められていて足元が沈む。
少しおおげさですが、おがくずやマットレスの上を歩くような、非常に足元が不安定な状態。

おまけに敷き詰められた葉っぱの下には、木の根や石など急に固い部分があったり、小動物の住処が落とし穴的にあったりとトラップも満載で、上から見ただけではどこがふわふわで、どこが固くてどこが穴なのかわからない。加えて農園内には傾斜も。

歩き慣れた2人はスイスイ進むけど、慣れない人は足元を見ながら慎重に進まないと転んでしまう。
でも追いつかないと取材ができないので、必死に早く歩くとさらに不安定さがまし余計に歩きにくいという結果に。

農園訪問のときはだいたい、そこ危ないよと教えてくれたり、ときには手をとってもらったりと、案内してもらいながらゆっくり進むことが多いのですが、熱血指導スイッチが入ったニコラスさんは、どんどん進んでゆく。。。

そうこうしているうちに、いつの間にかニコラスさんの指導もひと段落。
「ねっ、彼らに教えるのは大変でしょ。何度教えてもああなんだから。」と、ため息まじりのぼやきも(笑)。

案内してることも忘れちゃうほど、 “ボニート”な美しい農園作りに熱中するニコラスさん。
オーガニックの高品質なカカオを作るため、こうして繰り返し熱の入った指導を続けてきたからこそ、いまのチョコレートのおいしさと、品質が守られているんですね。

ニョキっと生えるカオあまり知られてないかもですが、カカオの実は木の幹からニョキっと生えるんです。
ニョキっと生えるカカオこんなふうに、縦に並んでたくさん生えている木も。なんとも不思議。

秋冬限定フェアトレードチョコレートは10月末の発売、あと1ヶ月ちょっと。

ニコラスさんやアントニオさんをはじめ、生産者たちが心をこめて作った原材料を使ったおいしいチョコレートを、ぜひ楽しみにお待ちください!

チョコレートの生産者紹介はこちら >

フェアトレードチョコレートとは


フェアトレードチョコレート<ヘッダ

作る人にも、食べる人にも
やさしい
フェアトレードチョコレート

チョコレートの原料となるカカオ豆は、「カカオベルト」と呼ばれる赤道を中心に緯度約20度以内の熱帯地域で栽培されており、その多くは仲買人が決めた価格で取引され、立場の弱い生産者に適正な価格が支払われず、十分な収入が得られないことで、貧困や児童労働などの問題が生じています。

フェアトレードチョコレートは、チョコレートの原材料となるカカオ・砂糖・バニラなど、原料生産者から適正な価格で直接購入し継続的に取引する「フェアトレード(公正な貿易)」により、生産者の生活向上を支援し貧困問題の解決に取り組んでいます。農薬不使用など環境に配慮したものも多く、作る人にも、食べる人にもやさしいチョコレートです。

第3世界ショップのフェアトレードチョコレートは、国際的な有機認証を取得したオーガニックチョコレートを使用。板チョコレートは有機JAS認証を取得しています。

オーガニックのチョコレート

オーガニックのチョコレート

チョコレートには、豊かな自然の中で、オーガニック(有機栽培)で大切に育てられた原材料を使用しています。原材料のチョコレートは、国際的な有機認証を取得したオーガニックチョコレートです。板チョコレートは有機JAS認証を取得しています。

極上の口どけと香り

極上の口どけと香り

通常12時間程度のところ、最長72時間もかけ練り上げることで、乳化剤を使わずになめらかな口どけにしています。この工程でカカオのえぐみが抜けキャラメル・ナッツのような香気成分が増え、チョコレート本来のフレーバーを引き出しています。

白砂糖・添加物不使用

白砂糖・添加物不使用

乳化剤や人工香料といった添加物は不使用。ココアバター以外の植物油脂も不使用。白砂糖は使用せず、精製度の低い茶色い粗糖を使用しています。黒糖は繊細なチョコレートには風味が強すぎるため、板チョコレート・一口サイズチョコレートは、粗糖と黒糖をブレンドすることで自然な甘さに仕上げています。

板チョコ&一口サイズチョコ

第3世界ショップの
フェアトレードチョコレート

様々な障がいを持つ人が好きなこと・得意なことで活躍し、嬉々として創造的に暮らせる社会を目指して活動する福祉施設/アトリエ 嬉々!! CREATIVEの個性的なアーティストたちが手がける、ポップでキュートな限定アートパッケージ『Artisanチョコレート』は、ギフトにもおすすめです!

嬉々!! CREATIVEとのコラボにより、海外の生産者だけでなく、国内の様々なハンディキャップを持った人たちの仕事づくりにつながっています。

通常パッケージの板チョコレートや、ドライフルーツやナッツ、コーヒー豆をクーベルチュールチョコレートでコーティングした、チョコレート菓子も!

※掲載のチョコレートは2022年度のラインナップです。冬季限定販売のため、10月末頃の販売開始予定です。