フェアトレードの第3世界ショップの歩み

フェアトレードの第3世界ショップ

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フェアトレードの第3世界ショップ

フェアトレードの第3世界ショップをはじめたきっかけ

1985年、第3世界ショップの片岡勝が北欧を訪れた時。すでにヨーロッパではフェアトレード運動が盛んで、町なかで見つけてふらっと立ち寄ったお店でした。

フェアトレードの第3世界ショップ
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フェアトレードとは?

フェアトレードパートナー インドインド ミラー刺繍フェアトレード商品生産者フェアトレードは、南北の格差縮小を目指し、ものを与える支援ではなく、自分で働いて生活の向上をはかる支援を行います。第3世界ショップはフェアトレード商品を買うことで、仕事場をつくり、生活向上のための支援を行っています。

直接生産者から商品を購入し、彼らの「仕事、教育、医療、地位向上など」を応援するこの貿易活動は、1960年代にヨーロッパで盛んになり、現在まで続いています。このフェアトレードは、オールターナティブトレードとも呼ばれています。

安く買って高く売り利益をあげること。これらを目的とする既存の貿易や、多国籍企業の流通によって南北の経済格差は生まれました。北の先進国は南の国の資源や人々を使って、環境を破壊することを知りながら、その上に豊かな生活が成りたたせています。日本にもそういった輸入商品(アンフェアトレード商品)が、溢れています。

フェアトレードの第3世界ショップ

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フェアトレードを事業にするということ~山あり谷ありまた山あり~

片岡がフェアトレードに出会った翌年(1986年)、私たちは日本で最初にフェアトレードを事業として始めました。フェアトレード アフリカ南アフリカケープタウンの子ども

最初は、ヨーロッパのフェアトレード団体が仕入れているアフリカフェを2000パック輸入し、フェアトレードコーヒーとして販売しました。スタッフ、支援していただいた方も一緒になって、横浜港まで、本当に届くのかを確かめに行きました。(今となっては笑い話ですが)

ほどなく、バングラデシュの生産者から自分たちでジュート商品*を輸入しました。ヨーロッパのフェアトレード団体から「フェアトレードは前払いするものだ」と教え手もらっていた私たちは、そのとおり代金を前払いしていました。(今では普通ですが、その頃は本当に手探りでした)

フェアトレードパートナーバングラデシュ フェアトレード商品生産者

いつ来るとも知れないジュート製品を待つ…。
しかし、いくら待っても届かない。
「もしや、騙されたか・・・」
そんな気持ちがよぎったとき、商品が到着したのです。その時の嬉しさといったら、商品が届いた港までスタッフ総出で受け取りに向かいました。


その後も、フェアトレードを事業として継続するため、わたしたちは、自分たちで世界をまわり、生産者を探し、話をして回りました。フェアトレードを通して、様々な貴重な人との出会いに恵まれました。

*ジュートとは黄麻(こうま)と呼ばれる麻の一種で、吸湿性、放質性に優れた天然素材。
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コーヒーを直接輸入する

コーヒーの直接仕入れもできるようになりました。第3世界ショップが最初に扱ったフェアトレードコーヒーは、ブラジル産でした。その時の私達はまだフェアトレードはもとより、輸入も販売の経験もない素人集団でしたので、ゼロからの勉強。メキシコフェアトレードコーヒーメキシコのフェアトレードコーヒー農園

コーヒー大手の企業から、嫌がらせを受けたりもしました。今でこそフェアトレードのコーヒーを輸入する団体は増えましたが、当時では素人がコーヒーを輸入する事は型破りでした。
私たちは大切に輸入したコーヒーを、「誰が、どこで、どのように作っているか」がわかる、フェアトレードコーヒーという意味を込めてそのコーヒーを「顔の見えるコーヒー」と名づけました。

フェアトレードの第3世界ショップ

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増やそう!フェアトレード仲間!

また、販売ルートも持たなかった私たちは、各地のバザーやフリーマーケット、勉強会のほか、あらゆる機会にフェアトレード商品を持って、フェアトレードという活動を広げようと出かけて行きました。フェアトレードを広げる方法のひとつ、「仲間を増やす」を実行するためです。フェアトレードパートナーバングラデシュの女性と子どもたち

「フェアトレードの仲間」を増やすべく、トラックに乗り、商品を積んで、34日間で31地域をまわった全国フェアトレードキャラバンも実行しました。リサイクル・福祉・環境にかかわるNGO、有機の八百屋さん、生協、ユニセフ、YMCAなど、様々な市民運動をしている団体や個人の方から協力をいただき、現在の姿になりました。
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フェアトレードってなんだろう?

1986年に第3世界ショップが始まった頃から、日本での「フェアトレード」という言葉の認知度が全くありませんでした。その頃は「いい事をやって金儲けしている」と批判されたりしました。

世界のフェアトレード団体の国際会議では、フェアトレードの定義についてよく話合われました。
「どの言葉を使い、どのような表現をするか。」

「フェアトレード」は変化するこの時代において、常に一定ではなく、そのあり方を模索していると考えます。

南の国の生産者も北の国のフェアトレード団体も、国や置かれている状況は様々です。考え方やアプローチも一緒ではありません。近頃「フェアトレードとはなにかを定める基準」を画一的にして確立しようという動きもあります。
フェアトレードの第3世界ショップ
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フェアトレードは誰のためにあるの?

フェアトレードパートナー フィリピンフィリピン フェアトレード手漉き紙商品生産者フェアトレードは、誰のためにあるのでしょうか。
私達のため?作ってる人のため?どちらも?

フェアトレードはもともと北半球と南半球の不公平な貿易(アンフェアなトレード)の事実に「もうひとつの選択肢」(オールターナティブな対案)として生まれました。(「フェアトレード」は「オルタナティブトレード」とも呼ばれます)

フェアトレード関連、途上国のマイクロクレジットや起業家支援などの国際会議の中で感じることは「現場不在」です。会議に出てこれるのは北の団体とある程度大きな規模で南の国の現場をサポートするNGOです。本当に困ってる現場の声は、意識して代弁しないと、聴こうとしないと聞こえて来ません。現場はさておき、北側の都合に合わせた議論に陥ってしまう可能性があります。


認証マークや基準の統一は消費者にとって分かりやすいというメリットがあります。しかし、フェアトレードの認証マークは、ついていれば安全とはしないで、「フェアトレードマークの意味」、「フェアトレードマークの背景」を、『考えたり』、『感じたり』するきっかけにして、自分で判断して、自分で感じていくことが大事だと考えています。

フェアトレードコミュニティトレード

第3世界ショップという名前の由来>>

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