ＴＯＰ＞第3世界ショップの東日本大震災への取組＞7/18『ソーラークッカーをつくろう講座』
第3世界ショップでは、これまで山口県の拠点を中心にソーラーパネルでの発電や廃油からトラクターを動かす親子の体験会を開くなど、自然エネルギーについて活動してまいりました。
東日本大震災を機に自然エネルギーが注目されている今、自然エネルギーを考えるべくソーラークッカーを組み立てて使ってみるワークショップを開催します。
ソーラークッカーソーラークッカーとは、電気やガスを使わず太陽の光を集めて反射させて、熱エネルギーにすることで太陽さえあれば調理ができる道具です。
６月の夏至の日。前日までの梅雨空から打って変わって東京はものすごい陽射しの晴天となりました。よしゃ！今日やるしかない！そう思った私が陽射しが照りつける中、行ったのはソーラークッキング！ソーラークッキングとは、その名の通り、太陽熱を使ってお料理するということです。
ソーラークッカーはミラーコートという板で太陽光を受け、その反射熱で真ん中に置いた鍋が熱くなります。わたしたちの山口県の拠点では、既にソーラークッカーで料理しているということで、話には聞きますが、実際に自分がソーラークッカーを使ってみるのは初めて。一体、どの程度、熱くなるのか？本当に調理できるのだろうか？と興味しんしん。
ソーラークッカーでタマネギ炒め今回使ったソーラークッカーは簡易版というか、家庭のベランダ等でも使えるくらいの小さめの大きさ（直径おおよそ７０ｃｍ）なのでその分熱もそれほど強くはなりませんが、水道水を鍋にいれて中央に置く事45分。鍋自体はかなり熱くなり、ふたをあけると、底には沸騰前の小さな気泡がいくつか見えていました。完全な沸騰状態ではないですが、葉ものをいれたお味噌汁など十分いけそうです。その後、タマネギやズッキーニ等を炒めてみました。タマネギは甘く仕上がりました。じっくり熱をいれて調理するものが向いているなと思いました。次回は目玉焼きにチャレンジしてみます。ただ、太陽光を受けて集めるという仕組みで、こんなに簡単にできるんだと、自然の恵みのありがたさを感じました。昔の人はこうやって自然と共存していたんだなと感じます。
この機会に、ソーラークッカーを自分で作る所から、太陽エネルギーを感じてみませんか？当日作ったソーラークッカーはご自宅で「ベランダに置いて調理用」「キャンプに」「お子様たちと太陽エネルギーを知る実験材に」
「スローライフ体験に」などさまざまな用途でご利用ください。
また、第3世界ショップのお客さまからの「被災地のために何かしたい！」という声にお答えして、この東京で皆さんが手作りしたソーラークッカーを被災地へとど届けることを検討中です。
今回は特に、親子や学生さんに参加して頂き、自然エネルギーの有難さを感じてもらいたいと思っています。被災地へ届け、地域の公共のものとして、被災した方々が自由に使えるソーラークッカー設置を計画をしています。例えば、原発から２、３キロの住民の方が避難している福島・会津若松の旅館にて、子供たちとのイベントで利用・子供たちに自然エネルギーの活躍を学ぶ材料として利用したり、岩手県宮古市での公的機関と連携した自然エネルギーの講座や、ボランティアセンターで皆が煮炊きして外で食事する際に利用するなども計画中です。
子供たちをはじめ参加者が自然エネルギーのありがたさや代替エネルギーに身近に触れる機会をつくり、新たな被災地支援にしたいと思っています。親子での参加も大歓迎！ぜひ、この講座に参加して、あなたのまわりにも自然エネルギーの手軽な利用を広めてください！
日時：7月18日（月）祝日 13：00～15：30
会場：アサンテサーナカフェ
アクセスはこちら
参加費：(親子・学生の場合)
ソーラークッカー２つ作成 10000円（被災地用＋自分用）
問合／申込 担当：西村美也子 メール：motainai@lets.gr.jp
当日の天気によりますが、始めに簡単なソーラークッカーの使い方のデモを行った後、制作にとりかかります。
親子参加・学生参加大歓迎！
第３世界ショップの歩み
