フェアトレードの第3世界ショップ プレスリリース

フェアトレードの第3世界ショップ

第3世界ショップ直営店 アサンテ・サーナ 目黒店
東京都目黒区三田2-7-10-102 TEL 03-3791-2147
営業時間 : 10:00〜19:00(日・祝休)
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プレスリリース

跡継ぎが戻る農家と戻らない農家、その違いは何?
~スリランカ・日本の生産者を招いて未来の農業を語る~

3月5日(土)に第3世界ショップのスパイスの生産者であり、少年兵を社会的農業者に育てたいと尽力し
ているマリオさんを招いてのトークライブを開催いたします。

マリオさんは、スリランカの零細農家に有機栽培を指導することで品質を向上させ、より高い収益が生み出せるような工夫を行ってきました。

一方で奨学金制度を通じて有能な若者を支援することにより、次世代の農のリーダーを生み出そうと努力してきました。しかし、優秀な若者であればあるほど、農業とは別の仕事を選んでしまいます。都会で働いたほうがいい、農業は魅力がないという考えがスリランカでは一般的になりつつあるそうです。

しかし、マリオさんは、自国の農業を守ることこそが、先進国からの資源・食糧搾取から解放し、国の自立を促すはずだと訴えます。その解決策の1つとして、スリランカの民族戦争で犠牲となった少年兵たち(現在約7000名)に農業を体験させることで地域社会への復帰を促し、次世代の農業を支える人となる取り組みを行っています。
日本でも農業の高齢化は深刻な問題となっており、どこの農家も後継者不足で悩んでいます。それは、現在の農業の在り方が収益性が乏しく、楽しさがないからではないのでしょうか?

今回は、自分自身の財布が欲しくて起業して、子どもが継いで事業拡大しているの小栗美恵さんと日本の若手農業後継者の杉本鋭悟さん、そして全国で農家の起業を応援しているWWBジャパンの奥谷京子の3名とマリオさんとパネルディスカッションを行う予定です。そこで、跡継ぎが戻る農家と戻らない農家、その違いは何を探りながら、スリランカ・日本の生産者を招いて未来の農業を語りあう予定です。

いま、起きている農の問題について、実践している先駆者たちが話し合う貴重なイベントとなります。
この機会にぜひ貴媒体で告知・ご取材くださいますようお願いします。

【日 時】 2011 年3 月5 日(土) 18:30~20:30
【場 所】 アサンテサーナカフェ 東京都目黒区三田2-7-10-102
【スピーカー】  スリランカのスパイス生産者 マリオさん
【パネリスト】
・奥谷京子(おくにた きょうこ)/WWBジャパン代表
・小栗 美恵(おぐりみえ)さん /手づくりアイスクリーム花茶代表
・杉本鋭悟(すぎもと えいご)さん /無農薬栽培栽培のお茶農家・杉本園 
【参 加 費】 1,500 円 (当日はマリオさんの手がけたスパイスのたっぷり入ったカレーとドリンク付)
【定 員】 25 名 (予約優先、先着順) 【申込方法】 電話、メール、FAXにて受付中
【主催】
第3世界ショップ
HP:http://www.p-alt.co.jp/asante
e-mail: e-mail:info@p-alt.co.jp 電話:03-3791-2147

第3世界ショップは、買い物を通じて持続可能な社会を目指す「フェアトレード」を、 日本で事業として
最初に始めました。世界のフェアトレード品、オーガニック食品、国内のこだわりの品などを紹介しています。
作り手と使い手をつなぎ、モノを通して問題を 解決する「コミュニティ・トレード」を推進しています。

パネリストのご紹介


フェアトレードのカレー生産者スリランカ・スパイス生産者 マリオさん
日本滞在中に知ったカレールウにヒントを得て、スリランカで初めてスパイスセットの販売を始め、主婦の家事軽減に貢献。1986年に5人で設立した会社は、今や約200人の従業員が働くまでに成長した。スリランカではめずらしい従業員の福利厚生や障害者の雇用を積極的に進め、地域の農家と連携した農村開発プロジェクトにも熱心に取り組んでいる。第3世界ショップとは1994年から20年近くお付き合いがあり、共同開発した「カレーの壺」などのヒット商品を生み出 している。


WWBジャパン奥谷奥谷 京子(おくたに きょうこ)
WWBジャパン(女性のための世界銀行日本支部)代表
全国の自治体から委託を受け起業セミナーを開催し、起業をめざす方への講演会に1年中あちこちを飛びまわっている。その際、各地の起業家を必ず訪れ、起業家同士のよいところを結びつけて、新しいビジネスを生み出している。起業をめざす方、起業した方からも、その親しみやすい人柄で相談を受けることも多く、問題を見つめる視点は厳
しく具体的。全国にファンも多数。産業能率大学、松山大学で講師を務める。
『週刊WEB版うぉっち』連載中。掲載記事 クロワッサン・アントレ「独立辞典」他、多数。
<著書>「ひろう・もらう・つくる お金をかけない起業法」(アドア出版)

問題解決に取り組む小栗さん小栗 美恵(おぐりみえ)
手づくりアイスクリーム花茶店長
高知県出身で北海道千歳市の農家へ嫁ぐ。経済的に自立したいという想いから、自分で新たにいちごの栽培に取り組み、観光農園をスタート。さらにこのいちごを加工することで、都市部から来た家族が農村で1日楽しんでもらえると気づき、1996年に自家栽培の野菜やいちごを材料とした手づくりアイスクリームの店「花茶」をオープン。
今では繁忙期に1日2000人を超えるお店に成長し、長男が農家レストラン、次男がアイスクリームの製造、長女が販売を担っている。


問題解決に取り組む杉本さん杉本 鋭悟(すぎもとえいご)
無農薬茶園・杉本園若手後継者 
代々続く静岡のお茶農家の長男として生まれる。杉本園では、17年前より無農薬栽培でのお茶つくりを実践しているお茶農家。大学でキャラクターデザインの勉強をしたのち、家のお茶園を手伝いながらイラスト関係の仕事を行う。東京での試飲販売を行ったのをきっかけに、実家の農園を継ぐことを決意。現在では、お茶の仕上げ・火入れなどの加工を主に担当している。

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