奥谷京子コラム週刊WEBうぉっち

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第53回<東京から1時間半の農家の暮らし>
2009年4月3日

 この週1コラムのWEB連載もおかげさまで1周年を迎えました。引き続き、全国のあちこちの元気な人々を発信していきますので、今後ともご愛読よろしくお願いします。

 さて先月25日、茨城県古河市に行ってきました。恵比寿から湘南新宿ラインで揺られること1時間、さらに車に乗るとだんだんと高い建物もなくなり、のどかな風景に変わってきました。「是非一度来て」とお誘いを受けたのは、昨年の夏に出会った農家のお母さんグループ「食遊三和」。メンバーの一人鈴木雅子さんのお宅は丸太園という昔ながらのお茶屋さん。車を止めると目の前に広がるのはお茶畑、そして立派な門扉をくぐると天井の高い伝統的な日本家屋ときれいに剪定されたお庭。馬小屋だったとは思えない改装したての調理場。入口もバリアフリーになっていましたきっと私でもこれだけ立派なおうちは珍しいと感動するので、外国人ならもっと喜ぶだろうなぁと思いました。そして以前は馬小屋、その後ヤギを飼い、養鶏をしていたという空間はきれいに改装されて、調理やお料理を楽しめるスペースへと変身していました。もともとお茶摘みだけでなく、栗拾いや筍掘りの農業体験メニューを提供していた丸太園さんが新たなチャレンジです。茨城でもお茶が作られていることを初めて知りました。

手打ちの蕎麦に旬野菜のてんぷら、栗の渋皮煮など、古河の味を丸ごといただきました 出来立てほやほやのお部屋の中で、手打ちの蕎麦、しその実がたっぷり入った天ぷらや掘りたての筍、栗の渋皮煮も自分達が持つ栗畑から、サラダの上にある鮮やかな花も自家栽培で無農薬だから食べられますし、ドレッシングも手作り、お赤飯も絶品で、至れり尽くせり。それぞれのメンバーに違う才能があり、力を合わせてのおもてなしは最高でした。

まだ時期が早いそうですが、早朝にわざわざ掘りに行ってくださった筍。初物に感激です! 古河駅からの公共交通機関の便もなく、残念ながら車がないと訪ねられない場所ではあります。しかし、便利すぎたらにぎやかで大変、わざわざ行くからこそ農家の暮らし、体験が楽しめるんだと発想を切り替えました。

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