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コチャパンパ農村振興プログラム: コーヒー生産インフラの整備事業1999〜2002  
執筆者: asante
発行日付: 2003/10/1
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コチャパンパ協同組合では、第3世界ショップ基金との協同プログラムで1999年から2000年にコーヒー乾燥用の石盤コンクリートテラスを建設し、乾燥工程の設備を整備改善しました。
現在販売している、「顔の見えるコーヒー*コチャパンパ」は、このプログラムで建設したコンクリートテラス(パティオ)を使い、乾燥させたコーヒー豆です。
その後、コーヒーの実の皮を剥く際の工程を改善するプログラムを実施しました。



  ペルーコーヒープロジェクト     〜1999年から2002年に至るまで〜

写真1)新型皮剥き機

写真2)新型皮剥き機

写真3)旧式皮剥き機


パティオ建設プロジェクト後、収穫直後に行う皮剥き工程の改善が要望されました。

コーヒーは収穫後その日のうちに果肉を剥き、一晩水槽につけ、さらに果肉をきれいに剥いた後乾燥させますが、この工程が一定でないと、生豆が水槽で異常発酵するなど、品質にむらがでます。より一定の品質を保つには、収穫後の最初の工程である皮剥きをできる限り迅速で、しかも均一にする必要がありました。
そこで、2001年度の協同プログラムでは、事前調査の上、新型皮剥き機を8台導入し、改善を図りました。(写真1、2)新型皮剥き機の特徴は作業効率が従来の2倍であることです。また、操作が簡単で、女性でも簡単に動かせます。さほど力を入れなくても面白いようにスルスルと剥け、次々と実が下に落ちていきます。もう一つの特徴は、従来の流水の中で皮を剥く機械(写真3)とは違い、水がまったく必要ありません。 コチャパンパ村は場所によって一度に大量な水の確保が困難な場所があります。水を確保するのが難しい地域では収穫した重いコーヒーチェリーを背負い、毎回2時間もかけて水のある加工設備まで運ばなければならず、これはかなりの重労働となっていました。 また、水を使用しないので、排水の量が減ります。従来の水を使う皮剥き機では、剥いた皮の一部が水の勢いで水槽から流れ出て、周囲の地面やコーヒー豆の選別水路に散ってしまい、あとの始末が大変でした。新型機械では、剥いた皮が散ることがなく、機械の出口から一箇所に集め、堆肥などに効率的に再利用できるので衛生的で、環境負担も低くなります。

この皮剥き工程の作業効率が大幅に向上したことで、その後の工程である、脱皮したコーヒー豆の水浴時間をより均一にでき、異常発酵等の品質のむらを避け、コーヒーの品質の安定化をもたらすことが期待されます。
その後、新型皮剥き機は従来の機械と合わせて20台になり、村の約80世帯のうち、約四分の一の農家に設置され、平均4軒でひとつを共同利用できるようになりました。,


  コチャパンパ村の人々の声

写真4)コーヒーの木の前で

写真5)パティオに集まる人々

 


「コーヒー栽培から得た収入だけでは、コーヒー乾燥テラスの建設や新型皮剥き機の導入は無理だったので、このプロジェクトにより、短期間で設備が整い、大変助かっています。コーヒーの品質が上がって歩留まりが良くなったので、収入が増えると同時に、計画的にお金を使うことを考えるようになりました。」

「このプロジェクトを通じて、品質管理・向上の重要性、有機栽培の長所、自然環境への影響について、強く意識するようになりました。」       

「村で一丸となって乾燥テラスや共同倉庫の建設など共同作業を行い、ともに向上を目指したので、組合員の団結が強くなりました。」

*本プロジェクトは2002年3月に完了しました。
    今後も、現地の様子を随時お知らせしていきます。

 
 
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