写真1)新型皮剥き機
写真2)新型皮剥き機
写真3)旧式皮剥き機 | | パティオ建設プロジェクト後、収穫直後に行う皮剥き工程の改善が要望されました。
コーヒーは収穫後その日のうちに果肉を剥き、一晩水槽につけ、さらに果肉をきれいに剥いた後乾燥させますが、この工程が一定でないと、生豆が水槽で異常発酵するなど、品質にむらがでます。より一定の品質を保つには、収穫後の最初の工程である皮剥きをできる限り迅速で、しかも均一にする必要がありました。 そこで、2001年度の協同プログラムでは、事前調査の上、新型皮剥き機を8台導入し、改善を図りました。(写真1、2)新型皮剥き機の特徴は作業効率が従来の2倍であることです。また、操作が簡単で、女性でも簡単に動かせます。さほど力を入れなくても面白いようにスルスルと剥け、次々と実が下に落ちていきます。もう一つの特徴は、従来の流水の中で皮を剥く機械(写真3)とは違い、水がまったく必要ありません。 コチャパンパ村は場所によって一度に大量な水の確保が困難な場所があります。水を確保するのが難しい地域では収穫した重いコーヒーチェリーを背負い、毎回2時間もかけて水のある加工設備まで運ばなければならず、これはかなりの重労働となっていました。 また、水を使用しないので、排水の量が減ります。従来の水を使う皮剥き機では、剥いた皮の一部が水の勢いで水槽から流れ出て、周囲の地面やコーヒー豆の選別水路に散ってしまい、あとの始末が大変でした。新型機械では、剥いた皮が散ることがなく、機械の出口から一箇所に集め、堆肥などに効率的に再利用できるので衛生的で、環境負担も低くなります。
この皮剥き工程の作業効率が大幅に向上したことで、その後の工程である、脱皮したコーヒー豆の水浴時間をより均一にでき、異常発酵等の品質のむらを避け、コーヒーの品質の安定化をもたらすことが期待されます。 その後、新型皮剥き機は従来の機械と合わせて20台になり、村の約80世帯のうち、約四分の一の農家に設置され、平均4軒でひとつを共同利用できるようになりました。,
|